Bean to Bar 専門&非焙煎ローチョコレート
蓮の国ベトナム産の児童搾取のない、農薬・化学肥料不使用のカカオ豆を使った、石川県初の Bean to Bar(ビーントゥーバー)&非焙煎のローチョコレートブランド、love lotus。
チョコレートを含め、キャンディーやお茶などすべてのlove lotusブランド商品の売り上げの5%を、児童養護施設で生活する子どもたちの木育活動Lotus Projectに寄付させていただきます。
* Bean to Bar(ビーントゥーバー)とは、豆を仕入れて焙煎・粉砕するところから成形までをひとつの工房でつくる少量生産のチョコレートです。素材であるカカオ豆の品質にこだわり、新鮮なカカオ豆から一貫してチョコレートを作ることで、香りと風味を味わえます。
蓮は汚れた泥がないと美しい花を咲かせることができません。それは人生そのもの。今がどんなに辛くても、辛いからこそ明るい幸せな人生が待っている。
蓮は生きる希望、勇気、夢です。
このlove lotus のチョコレートの製造、販売を通じて、様々な理由で児童養護施設で暮らすこととなった子どもたちに、温もりある自然素材である木のおもちゃによる木育活動を行うことで、子どもたちに【希望・勇気・夢】を伝えることが出来たらと思っております。
そして全ての子ども達が自分を愛し、素直に人を愛せる大人になって欲しいと祈っております。
love lotus のチョコレートはカカオ豆から作る Bean to Bar チョコレート。 使うカカオ豆は、ベトナムの Stone Hill 農園のシングルオリジン、シングルビーン。 加えるのは喜界島の黒糖や厳選したスパイスのみ。
荒く挽いたカカオの粒子と黒糖の粒が残る独特の食感。 無農薬栽培の最上のベトナム産カカオ豆のフルーティーな香りと黒糖の風味が口の中で弾ける感覚を楽しんでいただけます。 一般的なチョコレートは製造工程の最後の方でコンチングというカカオマスとカカオバター、砂糖、さらに植物油脂、乳化材を添加して高温で加熱しながら練り上げ作業を行い、滑らかで口溶けの良いテイストを作り出します。 love lotusのチョコレートは、コンチング製法が生まれる前の古代の製法。48℃以下で作るローチョコレートですので、このコンチングは行いません。 荒く挽いたカカオ豆に黒糖を加えて高温にならないように石臼ローラーで短時間混ぜて固めることで、最上のカカオ豆のアロマと神様の食べ物と呼ばれる優れた栄養成分を壊さずにチョコレートに仕上げています。
Bean to Barチョコレートの価格と、チョコレート業界の知られざる不都合な真実について少し書かせていただきます。こんな事を表で書くBean to Barの工房は他にないと思います。チョコレート業界から目の敵にされたくないですからね。でもぜひ知っておいていただきたいことなのです。
love lotusのチョコレートに限らず、Bean to Barのチョコレートは1枚(50g)で1500円前後します。 love lotusのチョコレートは1枚60gで1,380円〜。 コンビニやスーパーでは1枚100円でチョコレートが買えるのに、Bean to Barって高過ぎない?と思う人もいるかも知れません。
でも、本来は、チョコレートの価格は高くあるべきなのです。 と言うか、ちゃんと本物のチョコレートを作ると、今よりずっと高くなるのです。
今、大手メーカーが作る1枚100円ほどのチョコレートは、一番多い原料が砂糖で、そこにカカオマス、カカオパウダーやカカオバター、植物油脂、乳化剤、香料などを加えて作られています。 カカオマスはカカオ豆を粉砕、摩砕してペーストにしたものですが、このカカオマスの材料費が最も高くつきます。なので、大手メーカーはコストを下げるために、カカオマスよりずっと安い砂糖を使い、そこにカカオバターを加え、口溶けを良くするためにパーム油などの植物油脂と乳化剤を加え、そして不足する香りを増すために香料を入れます。
そして、ここに一つ、数字のトリックがあります。 カカオ80%というチョコレートがあったとして、この数字はカカオマスとカカオバターを足した数字です。極端な話、カカオマスを一切使わず、原価の安いカカオバターだけ使ってもその量がカカオの%として使われます。カカオバターは無臭なので、香りを補うために香料を使います。※カカオバターだけですと色がチョコレート色にならない、いわゆるホワイトチョコレートになってしまいますが、何か着色料を使えばチョコレート色にはなりますけれど・・・・。
カカオ豆を生産する農家は、本来受け取るべき対価の1/3、もしくは1/4しか受け取っておらず、日本がカカオ豆のほとんどを輸入するガーナのカカオ農家は1日84セント(約95円)の賃金しか得ていないと言われています。 1585年に、カカオがメキシコからスペインに運ばれて以来、現在までカカオ豆の価格は、悲惨な奴隷労働に支えられて、異常とも言えるほど低く抑えられてきました。
またカカオ農家では、児童労働の習慣が根強く残っていて、西アフリカの農民たちのあいだでは、児童が労働力として一人約28,000円で取引されていると言われています。 カカオ農家の奴隷労働、そして児童労働・児童搾取により、カカオ豆の価格は異常に安く抑えられています。
そして、そのお蔭で、と言うか、その犠牲の上で、私たち日本人も西欧の人たちも安価なチョコレートを食べることができるのです。
一般的に消費されるチョコレートに使用されるカカオの取引額は、1トン当たり3,200ドル(約37万円)。これは農家の奴隷労働と児童労働、児童搾取によるものです。
一方、私たちがlove lotusのチョコレートで使う、ベトナムのStone Hill農園の、奴隷労働や児童労働、児童搾取とは無縁で、しかも無農薬、無化学肥料栽培のカカオ豆はそれより遥かに高額です。また、仕入れたカカオ豆は全てがチョコレートになるわけではなく、選別によって使えない豆も出ますし、皮はチョコレートに使えませんし、製造工程でもかなりのロスが出ます。 一粒一粒を手作業で選別し、手作業で皮を剥き、粉砕、摩砕等々の手間をかけ、植物油脂や乳化剤、香料などの混ぜ物を一切せずに、真面目に本物のチョコレートを作ると、チョコレートは高くなります。 と言うか、決して高くないのです。
ちゃんとしたBean to Barのチョコレートが1枚1,500円前後という安価で売られているのが異常だと言う人もいます。
ここで書かせていただいたことは、自分たちのチョコレートの価格の正当性を訴えるものではありません。値段を上げてもっと儲けたいからでもありません。
繰り返しになりますが、チョコレートの原料であるカカオ豆を栽培する農家や子どもたちが搾取され続けていること。その搾取のお蔭で私たちが価格の安いチョコレートを食べることができること、その現実を知っていただきたい。
私たちlove lotusは、アフリカでのカカオ豆農家の奴隷労働のような状況や児童労働・児童搾取を今無くすことはできなくても、少なくとも奴隷労働のような状況で栽培されたカカオ豆は使わないことをのことを誓いたいと思います。